今年の7月発行の新しい本です。
たて17cm、よこ10cmほどの小さい新書判です。 監修したのは 「低い山を歩く会」 という山岳会だそうです。
「日本百名山」 に対抗して 「100低名山」 とは!
そしてこの本で100の山を選ぶ基準は 「標高が1499m以下の山」 「低山ならではの楽しさが味わえる山」 だそうです。
北海道から鹿児島県の屋久島まで網羅してありますが、圧倒的に関東の山が多くなっています。
1番目に登場する北海道の山は 「恵山」 ですが、温泉、高山植物、眺望 (津軽海峡・大間岬) が楽しめる素晴らしい低山なんですね。 火山ですから溶岩帯の登山道を進むと噴火口からの硫黄の匂いもしてくるそうです。
この100低名山の中で、私が登ったことのある山は5山だけ。
筑波山 (877m) 茨城県
御岳山 (929m) 東京都
大岳山 (1267m) 東京都
鎌倉アルプス (159m) 神奈川県
石割山 (1413m) 山梨県 でした。
京都の大文字山とか載ってないかなぁ、と思ったのですが無かったです (^^)。
最後の20ページをさいて 「登山事故を回避する準備と行動術」 と題した章があります。 低い山でも遭難することはあるわけで 「単独行動はしない」 「登山計画書を提出する」 などなど注意事項が述べられています。
北アルプスなんかのほうが道がしっかりしていて迷わない、かえって低い山で道に迷う事故があるのかも知れないなぁ、と思いました。