編み物好きな人ならたいてい知っている「三國万里子さん」の名前。ニッターさんでもありデザイナーさんでもある三國さんのニットは、ステキだけど編み図だけでは首をひねるところもあります。私の編み物に対する無知のせいだと思うのですが。
その三國さんが、シェットランド諸島、アラン諸島、ガーンジー島、そしてロンドンを旅した紀行文です。
もちろん、それぞれの土地では編み物にたずさわる人、お店、工場を訪ねて、そこの編み物の歴史、そして現在のニット産業についても取材しています。
そして、なかほどには10作品と編み方が載っています。ティーコージー、セーター、ミトンなど。
フェア島在住のニットデザイナーのマチさんの作品とおうち ↓。
なんと彼女はベネズエラ出身で、フェア島に来た時には建築家だったそうです!
これはガーンジー島のガンジーセーター ↓。裾の作り目が、昨日動画にした「チャネルアイランド」の作り目になっています。
こちらはロンドンにあるヤーンショップ「PRICK YOUR FINGER」というお店に並んだ「ジェイミソンズ」のシェットランドヤーン ↓。すべての色が我が家にあったらどんなに幸せでしょうか(^^)。
私が12月7日の記事に載せた写真の靴下 ↓が、ジェイミソンズのシェットランドヤーンで編まれたものでした。
三國さんは、古着屋さんで買った古いアランセーターやカーディガンはたんすからはみ出るほど持っていらっしゃるそうです。それをニッター、デザイナーの目から「どういう作りになっているのか」を詳しく見る。
そのたびにやっぱりいいなと思うのが「Cleo」というタグのついたクリーム色のカーディガンだそうで、今回ダブリンの「Cleo」に行くことができたそうです。ダブリンですからアイルランドですね。
どの島もどのお店も行ってみたいですねぇ。
書き忘れたことが~(^^;)。るるるさんに対するお答えです。
東京書籍刊「編みもの 英文パターン ハンドブック」という本です(^^)。
おまけ: 強風の今日の落陽。一片の雲もありません。