昨日の「岡本3丁目の坂」が載っていたかなぁ、と思って借りましたが出ていませんでした。
これ ↓が目次です。坂の多い区に集中して紹介されていますねぇ。圧倒的に港区が多いです。私の住む「川の手」は平坦な土地ですから、ひとつも取り上げられていません(^^;)。
まず表紙の坂は、タモリさんが一目惚れをした「相の坂」で、所在地は目黒区です。
たとえば「相の坂」の紹介ページはこんな風 ↓。
最初にこの坂のお散歩ルート、左ページに地図と「お立ち寄りスポット」。次ページにタモリさんの坂についての説明文と写真、それと「坂道実力判断」が載っています。
これは新訂版なのですが、「初版まえがき」でタモリさんは東京の坂道についてこう述べています。
東京に初めて来て感じたのは、なんと坂の多い所だということだった。
わずか180年ほど前までは、この坂道を武士や町人達が上り下りしていたと思うと、非常に興味深いものがある。江戸の山の手の道は何のためか微妙に湾曲していて、坂道もそうなっている。これがまた風情があってなかなかよろしい。ちなみに私の坂道鑑賞ポイントをあげると、
1 勾配の具合
2 湾曲のしかた
3 まわりに江戸の風情をかもしだすものがある
4 名前に由来、由緒がある
となる。ちなみにこの事を過去、人に話して興味を持ってくれたのは、たった一人だけだった。
ということで、どの坂道にも「坂道実力判断」として「勾配」「湾曲」「江戸情緒」「由緒」の4つに分けて5段階評価がついています。
表紙の「相の坂」の場合、どれも★4つの評価。
この本、小さめで坂道探索に持ち歩くのにも適していると思います。
買って手元に置きたい本ですねぇ(^^)。