この本、ずっと読みたくて、娘も「貸してあげる」と言っていたのに、来るたびに「忘れた」。
それで昨日、「食べたものを全部吐いた。仕事も遅れている。出かける予定ある? マクド食べたい」と、珍しく電話で言ってきました。
途中のドライブスルーで買って持って行ってやりました。
自分の部屋だけはきれいにしている娘ですが、お部屋のじゅうたん(白!)にはゴミが~。イラストも散らばっており~。
「美味しい~!」と言って食べておりました。体調が悪くてもマクドなら食べられるらしいです。
私はゴム手袋を持参したので洗い物です。
そんなわけでやっとこの本を借りられたわけです。
「パリパリ伝説」は、フランス人のフィリップさんと結婚してパリで暮らしているかわかみさんのエッセイマンガです。
年表によると、2004年の1月に渡仏、10月に結婚、翌年の1月に赤子誕生。あれ、計算が合わない、かな(^^;)。
この本では、かわかみさんの1人娘は「赤子」と呼ばれています。この呼び方、可愛いですね。
フィリップさんには前の結婚で生まれたエリーズ嬢という女の子がいて、彼女もこの8巻ではもう20才! 時の過ぎるのは早いものです。
「パリパリ伝説」の第1巻が出たのが2004年の10月ですから、第8巻が世に出るまで10年かかっているわけか。つまり1年に1冊は出ない、と。
娘はこのシリーズが大好きで、販売と同時に書店に駆け込む、くらいのファンです。
私も大好きです。まず絵が好き、文章にかわかみさんの穏やかな人柄が表れているところが好きです。
私は絵が好きじゃないと読みません(^^;)。
ところがこの第8巻ではビッグサプライズ(かわかみさんの言葉)がありました。
なんとパリ郊外、フォンテーヌブローの森のはずれに引っ越す、という!
かわかみさんは、シリーズのタイトルが「パリパリ伝説」でなくなっちゃうのが困る、と言ってましたが、パリ嫌いのフィリップさんの熱意に押されて物件を探すわけです。
フィリップさんのパリ嫌いの理由は、「人混み」「騒音」「治安の悪さ」「家賃の高さ」「大気汚染」「道に落ちてる犬のうんこ」だそうですが(^^;)。
第1巻ではまだ生まれていなかった赤子も、すでに9才になりました。フランスのふつうの小学校に通っていて、もちろんフランス語はペラペラなのですが、日本語の学校にも通っています。
ところがそこで進級できないという事態になってしまうんですねぇ。お母さんと日本語学校でのお友達だけが日本人という場合、積極的に日本語を勉強させないとバイリンガルにさせるのも大変だなぁ、と思いました。
今回の表紙は、セーヌ川沿いの古本屋さんだそうです。
次の巻が待ち遠しいです。
おまけ: 今日のポールの先。「オキナワスズメウリ」の実と「ルコウソウ」のタネがなってます。どうやって収穫したらいいのか...。