まず「この本の特徴と使い方」のページに「この本は初・中・上級を対象としている」こと、そして「当てずっぽうの法則は韓国語を勉強するほぼすべての方に役立ちます」と書かれています。
そのわけは「韓国語単語のほぼ70%が漢字語だから」。
この本での「当てずっぽうの4法則」とは「初声の法則」「母音の法則」「パッチムの法則」「同音異字の法則」を指しています。
そしてそれぞれの説明とそれに続く実践練習があり、その後の300ページは「漢字語を読もう!」になっています。その中身はこんな感じ ↓です。
日韓共通で使われている主な漢字を日本語の読みの順に掲載してあります。そしてそれぞれの漢字に、最大3つの漢字語(熟語)と、その漢字語を使った例文が載っています。
単語と例文にルビがふってありますが、初心者のかたには便利かと思います。上級のかたにはそこがわずらわしい気もしますが(^^;)。
でもこの本で漢字語に慣れておけば、韓国語の読書をする時にも役立つかも?
そして、韓国語の漢字語には基本的に1つの漢字には1つの読み方しかないので、読み方を覚えてしまえば、日本人ならではの「推測」ができますね。これは韓国語を勉強する上でとても有利だと思います。
例外の、2つの読み方がある漢字も7つ、載っています。金、省、切、復、殺、北、便ですね。
厚みが2. 5センチあります。かなり重いです。あと字が大きめ。
読んでみて思ったのは、この本はやはり初・中級者のかた向きかな、ということでした。
おまけ: お茶の水の街路樹の「エゴの木」が開花していました。数ヶ月前には可愛い実をぶら下げていたのですが。季節は巡る~。