2013年8月30日発行の旅の本です。
図書館に予約してから届くまで5ヶ月近くかかりました(^^;)。文庫本なんだから買えばいいんですよね。実際に著者の本は文庫本で持っていますし。
下川さんの本は、半分以上は読んでいる気がします。この本も、別に台湾だから買ったわけではなく、下川さんの新刊だから自動的に予約したようなものです(^^)。
バックパッカーと言っていいのかな、と思っていたら本書の中に「ウィキにも、バックパッカースタイルでの旅を書き続けている、と紹介されている。たしかにバスや列車と乗り継ぐ旅という点ではバックパッカーなのだが、そのスタイルが宿にまで及ぶと、少し首をかしげてしまう」とありました。
ドミトリー形式の宿は性に合わないそうで、台湾ではいわゆる「連れ込み旅館」をいろいろ試して泊まっているとのこと。
私なんかは、台湾と聞くと「あ、九份に行ってみたいのよね。それにお芋だのお豆だのが入った美味しいかき氷も味わってみたい」なんて思っちゃうのですが、みなさんはいかがでしょうか?
知り合いが台湾に行ってきたので「九份に行った?」って訊いたら「日本人が多かった」そうです(^^;)。
ところでこの「九份」の漢字ですが、「ふん」では変換されません。それで「たいわんきゅうふん」と入れて変換したらやっと出ました!
あ、本の話しが後回しになりました(^^;)。
これはご本人もおっしゃっていますが「ガイドブックではない」。
普通の台湾の観光ガイドブックに出ているような場所には行きません。
第1章では22ページにわたって、空港から市内へのバスの便について、ご自分の経験も合わせて詳しく書かれていたりします。
そして台湾の民族の、政治の歴史もひんぱんに語られていて、無知な私には「そうだったのか」と思うことも多かったです。
ある本を読んで、そこから興味を持った分野の本をまた借りて読む。こうやると少しずつでも、自分の知らなかった事に入り込める気がしますねぇ。
下川さんの文章は、力が抜けているところが心地いいですね。その秘訣は何なのかしら...。
すっかり忘れていましたが、なんと明日はバレンタインデーだそうでーす!