この本の「はじめに」によると、2007年にアルクから出版された『韓国語学習 Q&A200』の中から133項目、そこに『韓国語ジャーナル hana』からは200項目を転載し、全333項目の質問で構成された本、ということです。
「学習方法の疑問」「発音の疑問」「話し言葉の疑問」「書き言葉の疑問」「文法の疑問」「語彙の疑問」の6つの章に分かれていて、項目の選定に当たっては、入門レベルの項目は割愛し、中・上級レベルの項目を多く加えたそうです。
数えてみたら「文法の疑問」と「語彙の疑問」にそれぞれ100くらいの質問が載っているので、やはりこの辺に力を入れているように思えます。
たしかに私たち韓国語学習者にとっても「文法」と「語彙」についての悩みがいちばん多いですよね。
読んでみて私が特に気になった質問を挙げてみます。
変則活用を覚えるコツ
韓国人の婿やその家族と話すためには?
後ろの語によって못の発音は変わる?
맛있다と맛없다の発音の違いはなぜ?
語基式とは何ですか?
否定の連体形않은と않는、どう違う?
ー(으)니까とー아/어서の違い
どれも韓国語を勉強しているとぶつかる疑問ですよね?
私は2005年の春から独学で韓国語を始めました。2004年の年末に「冬のソナタ」を見たのがきっかけで。他のかたより遅かったですね、韓国ドラマにはまるのが。
図書館で文法の本を借りてやってみましたがチンプンカンプンで(^^;)。
そうしたら4月にNHKのハングル講座が始まったのでそれも見始めました。その時の文法が語基式だったんです。これは覚えやすかったですね。
その年の秋に「ハングル検定」の4級、半年後に3級を受けました。
その後、目標を失っていましたが、ブロ友さんから「topik」受験をすすめられました。
それで2007年の秋から2009年の春まで「topik」を受けました。今の「topik」とは受験形式が違います。
今もそうでしょうが、受験するとなると必死に勉強するものですねぇ。あの情熱は今どこへ〜?
でも、ブロ友さん、ツイ友さんに熱心な韓国語学習者がいらっしゃるので、とにかく毎晩韓国語のリスニング、ちょっと勉強、ちょっと読書は続けています。
まわりに同じように勉強しているかたがいると刺激になりますよね。独学の場合は特にそうだと思います。
この本ですが、やはり買って手元に置き、内容をすべて頭に入れたい本ですね。韓国語学習者が持つ疑問が網羅されていますから。
ところで上の写真のバックの景色は「コーヒープリンス1号店」でチェ・ハンソンの家として使われたカフェ「サンモトゥンイ」からの眺めです。手前に見えているのは「ソウル城壁」です。懐かしい...。