昨日の記事にも書きましたが、この本は木蓮さんのブログを書籍化したもので、先月発行されました。
著者の木蓮さんは日本人女性で、フランス人男性との結婚を機にフランス中央部のオーヴェルニュ地方にある小さな田舎の村に住むことになりました。
それから7年。
「プロローグ」の終わりにこう書かれています。
私の住む小さな村の四季折々の暮しを縦糸に、そしてブログを書きながら花を求めて訪ね歩いた村々の表情を横糸にして、フランスの小さな村の魅力を紡いでいきたいと思います。
また、出版社のHPにはこのように紹介されています。
フランスの魅力は花の都・パリだけではない。芸術家に愛されたバラの村、ジャスミンが香る絶景、圧倒されるブーゲンビリアの壁……。色とりどりの花であふ れる小さな村を訪ねるのもまた、旅の楽しみの一つだ。村めぐりの際の指針となるのが、フランスの地方自治体を対象とした「花の町と村コンクール」で、レス トランを星の数で評価するように4つ花から1つ花に認定された「美しい花の町と村」。素朴で個性的な輝きを放つ小さな村を訪ね歩いているフランス在住の日 本人女性が、この「花の町と村」に認定された村を中心に、四季折々のとっておきの景色が見られる30の村を厳選。詩情あふれる写真とともに紹介する。
中の写真のいくつかです ↓。
写真を見ていて思うのは、なぜフランスの町や村がこんなに魅力的なのか、ということ。
ひとつには電柱や電線が無いこと?
海外から来るアニメオタクの中には、日本の電柱、電線のある風景を見て感激する人も多いらしいですね。「アニメの背景の絵と同じだ!」って(^^)。
でもやっぱり無いほうが美しいですねぇ。
それと、建物や塀などが古いこと? これだけはマネするのは難しいですねぇ(^^;)。
この本ではお花と町、村の話だけでなく著者の私生活ものぞけます。
娘さんが二人いるフランス男性と結婚して、その娘さんたちとの生活がどうであったか、なども少し書かれていますから。
その上の娘さんはもう結婚して家庭を持たれ、クリスマスには夫婦で25日のランチに招待してくれたそうです。
オーヴェルニュの村の春は、真っ白な「スノードロップ」の花で始まります。そしてこの本の最後も次の1年の始まりの花として「スノードロップ」の写真と花で締めくくられます。
私も大好きな「スノードロップ」。行ってみたいけどフランス語ができません(^^;)。
お花、そしてフランスの地方の町や村に興味のあるかたにはおススメしたい本です。小型(新書判よりやや大きめくらい)なので持ち運ぶのもラクそうです。
おまけ: フランスならぬ我が家のバルコニーで開き始めた「ジンジャー」↓。今年も良い香りを楽しむことができます(^^)。