イシコさんの本は以前にも読んで面白かったので借りてみました。
これまでに世界各地を旅した時の飲んだ思い出をつづったもので、文庫書き下ろしです。
これを読んでいると、イシコさん、ずいぶん騙されたり危険な目に遭ったりしていますが、たぶんこれらは若いころの経験なのかな。
イシコさんの文章が読むやすいのは、フォントや組み方などのほかに、ひらがな、カタカナ、漢字が適当に散りばめられているせいかな、とも思うのですがどうでしょうか? 私は漢字が多い文章も時には好きですけども。
内田洋子さんの本はほとんど読んでいます。
これは内田さんがミラノでの生活中に会ったり知り合ったりした人たちの物語で、少しはフィクションなのかな、と思いましたがそうではないそうです。
「あとがきにかえて」では、表紙のこの足の彫刻を彫刻家の田島享央己(たかおき)さんに創作依頼する手紙が載っていて、その中に「どれも私が見聞きした実話です」と書かれてありましたから。
だとすると、内田さんの交友関係はとても広い。その縁は浅かったり深かったり、その色々な人たちの過去、現在が淡々と書かれていて、かえってしみじみとした余韻を残す文章になっています。
イタリアは他のヨーロッパの国々よりも私には少し身近に感じられるから、内田さんの本にも興味があるのかな?
冬のミラノには行きたくなくなりますが(^^;)。
今日もお隣りの区の図書館でまた3冊借りてきました。2冊は折り紙関係、もう1冊はイシコさんの文庫本の広告で知った「女ひとり、イスラム旅」という本。
タイトルからしてワクワクします(^^)。