その「いろいろな人」は、フードスタイリストの飯島奈美さん、井上陽水さん、よしもとばななさん、酒井順子さん、などなど各界の著名人、だけではなく、吉村俊祐くんと言うよくわからない若者もいます。検索してもわかりませんでした(^^;)。
ちなみに吉村くんは「たまねぎたまちゃん」を推薦しています。赤塚不二夫さんのマンガですね。
フォトグラファーでサンフランシスコ在住の高橋ヨーコさんが推薦したのは「オバケのQ太郎」!
小林さんのエッセイはすべて読みました。三谷幸喜さんとの離婚前のものが多いかな?
おふたりの離婚はかなりショックでした。良い感じの間柄のご夫婦だなぁ、と思っていたもので。
三谷さんがほどなくして(2年後ですけど)再婚された時は、娘が怒っていました。「早過ぎる!」って。
その再婚を元妻である小林さんはどう受け止められたのか。
もちろんわかるはずもないのですが、よしもとばななさんご推薦の佐野洋子著「死ぬ気まんまん」の章にこんな文章が載っていたのでご紹介します。
『当時七十歳の佐野さんは「今が生涯で一番幸せだと思う」ときっぱりと述べておられる。「思い残すことは何もない」のだそうである。僭越ながら、五十年近く生きてきた私にも、そんな感覚がなんとなくわかるようになってきた。今が一番幸せかと聞かれたら、そんな気もするし、さすがに四十八歳は死ぬのにはまだ早いとは思うけれど、思い残すことはあるか、と聞かれたら、いいやない、飼っている猫のことくらいだ。なにを若造が、と佐野さんに鼻で笑われそうだが、これまでの人生はそれなりにいい人生だったと納得している』
この本に載っている14作品のうち、私が読んだのもこの「死ぬ気まんまん」だけでした(^^;)。佐野洋子さんのエッセイでは「神も仏もありませぬ」が最高傑作だと思ってはいるのですが。
イラストを担当した「さかざきちはる」さんからは石井桃子さんの「山のトムさん」を薦められた小林さん。
最後に「読まされ返し」としてさかざきさんに、トーベ・ヤンソン著「島暮らしの記録」を読め、と。
このさかざきさん、千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」の生みの親なんだそうです!
「島暮らしの記録」は面白そうなので図書館から借りてきました(^^)。
この写真 ↓は、小林さんとよしもとばななさんのスペシャル対談の中のものですが、なんとも良い感じで歳を重ねていらっしゃるのがわかります。
この本、図書館を意識して編集されたのか、見返しの裏側に図書館の貸出カードが、横にはブックポケットも!
推薦された本も図書館のものになっています ↓。
好きな作家やエッセイストの新刊は、図書館の新刊案内でチェックするのですが、小林さんは女優さんでいらっしゃることもあって、なかなか新刊が出ません。もっと書いていただきたいのですが、ムリでしょうか(^^)。
おまけ: 庭の「ネジ花」が咲きました。