でもきっと他にも本を借りていたので、これはざっと目を通しただけだったような(^^;)。
今回また借りてじっくり読むと、あいだに挿入された2篇のエッセイがやはり上手いなぁ、と思いました。
「京都ぐるぐる案内」というタイトルのように、この本は京都のガイドブック的な色合いが濃いのですが、森見さんが京大出身ということもあり京大のある左京区が多く紹介されています。
そしてただの京都案内ではないのは、森見さんの著書の舞台となった場所が取り上げられている点ですね。
「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」「太陽の塔」「宵山万華鏡」「聖なる怠け者の冒険」「有頂天家族」「恋文の技術」などの著書の中に登場する京都のスポットが、その一節と写真、その場所の説明で紹介されています。
最初に森見さんの本を読むきっかけになったのは娘が「夜は短し歩けよ乙女」が読みたいと言ったことでした。本を買うお金が無いらしいのです。文庫本が出ていたので買ってやり、ついでに自分も読んだんです。
それが始まりで、だいぶ読みましたが、みなさんはいかがですか?
森見さんの書く本は、ファンタジー? SF? そんな不思議な物語が多いです。好き嫌いが分かれるかも知れません(^^;)。
昨日、ゲリラ帰省してきた娘が言うには、「最高傑作は『太陽の塔』だと思ってる。他の本はそれと比較してどうか、判断している」そうです!
スポットは「左京区エリア」「四条近辺」「伏見区ほか」「番外編」に分かれていて、23ヶ所が載っています。
数えてみたら私が行ったことのあるのは、そのうちの16ヶ所でした。
鴨川デルタ 下鴨神社 大文字山 荒神橋 京都市美術館 水路閣 哲学の道 琵琶湖疎水 四条大橋 木屋町 先斗町 祇園 伏見稲 荷大社 貴船口~鞍馬 竹林 叡山電車
京都通のかたなら、きっとこのうちの大部分をご存じではないでしょうか?
毎日毎日、脈絡も無く「京都に行きたい」とつぶやいていますが、今年は行けないかも。ここ数年毎年訪れているので、主人がやや飽きてきたようなのです(^^;)。残念です。
おまけ: 「ビオラ」のタネは、弾けそうになると上を向いてきます。それを切り取って束ねてみました。きっと今年も何千粒もタネが採れると思います。どうぞもらってください。鉢や地面に振りまいておいて、発芽したのだけ育てればOKです(^^)。