GW最終日、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は苗類を仮植えしたり、さしあげる苗をビニールポットに移したりしましたが、娘に頼まれた洋裁も手をつけられず...(^^;)。目が疲れて疲れて。
ところで、GW前に、雑草関係の本をまとめて借りてきました。このうちの何冊かは、以前にも借りたことがあります。
そのうちの1冊、この「雑草と楽しむ庭づくり」は、図鑑ではありません。
著者である「ひきちガーデンサービス」とは、農薬を使わない病虫害対策を実践するなど、自然環境に配慮した庭づくりとメンテナンスを行っているご夫婦ふたりの会社です。
「はじめに」でこんな事が語られています。
『雑草はほかの生き物や土とも密接な関係をもちながら生きている。
土の表面を覆って紫外線から土壌微生物を守り、冬になって枯れると大地の栄養となる。小さな生きものたちに隠れ家や食物を与え、生態系の多様さをつくり出すのにも一役買っている。さらに、どんなに小さくてもその緑の葉が、光合成によって酸素をつくり出してくれている。
そんな「多様な草」である雑草と向き合い、雑草を理解し、庭という生活の場と、土や生きものたちとの有機的なつながりのなかで、雑草をとらえなおしてみたいという思いから本書を書いた。無農薬の植木屋として、庭で日々雑草とつきあってきた私たちの思いである』
内容は「雑草編」「実践編」「基礎知識編」の3部構成になっています。
「雑草編」は、180ページ中120ページが費やされており、庭でよく見られる86種がカラー写真と共に紹介されていて、分け方は次のようになっています。
地を這うタイプ
細っ葉
丸っ葉
つるもの
その他の雑草
それぞれの雑草について詳しく解説してあるだけでなく「目からウロコ」状態にさせてくれる情報満載で、読み物としても充実していると思いました。
私がわざわざ通販でタネを購入してまいた「カラスウリ」なんですが、実が落ちて、タネを大地にまき散らしても、花が咲いて実がなるのは2~3年目だそうで、ガ~ン、となりました(^^;)。
「実践編」では
雑草を生やさない方法
雑草を庭で生かす方法
草取りの方法
抜きやすい草・抜きにくい草
草取りの道具
が紹介されています。
「基礎知識編」では、雑草とは何か?というところから除草剤の問題点まで、雑草についてより深く知ることができます。
その他に23のコラムがあって、面白い話しが載っていました。
たとえば「葉っぱは自然のトイレットペーパー」というタイトルでは、以下のような雑学が得られます。
『昔は用を足したあとお尻をふく葉っぱとして用いられそこから「フキ(拭き)」という名前がついたと言われている』そうです!
あのぉ、虫の嫌いな人は要注意です。イモムシの写真が多いですから(^^;)。
今日の庭のようすです。
毎年こぼれ種で咲く「白花小町草」↓。「ムシトリナデシコ」の白色バージョンですね。これも雑草扱いされる花になっています。可愛いんですけどねぇ。
今日開花した「ニワゼキショウ」↓。これも雑草図鑑に載っていますね。やたらに増えるのはたしかです(^^;)。
真っ赤な「ポピー」 ↓が咲きました。
「スイートピー」↓は私の身長くらいに伸びています。
プレゼント予定の「マリーゴールド」と「オダマキ」の苗 ↓。
「オダマキ」は、昨年の10月12日にタネをまいたもの。
「マリーゴールド」や「白花小町草」「二ゲラ」「フラックス」は、きちんとはまきません。適当にそこらにタネを振りまいておいて、育つ苗だけ育てます。
この「マリーゴールド」も、気づいたら発芽していたものを集めただけです(^^)。毎年あちこちの鉢に出てきます。発芽率が悪いと言われていますが、たくさん振りまいておけば大丈夫です。