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Channel: ハーちゃんの「ゆらゆら日記」
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湊かなえ著 「山女日記」

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ベストセラー作家の湊かなえさんの新刊です。「やまおんなにっき」と読みます。新刊と行っても2014年7月刊の本で、図書館に予約してからだいぶ待ちました。

娘に見せたら「あ、湊かなえ!」って。「ミステリーじゃない」と言ったのですが、「文章が好きなの」だそうです。

「山女日記」というタイトルに魅かれて借りました。この「山女日記」とは「山ガールが集ううェブサイト」の名前です。この短編集に登場する女性たちが、このサイトを参考にして山道具を買ったり、どこの山に登ろうか、考えたりするんですね。

主人公たちが登る山は

妙高山
火打山
槍ヶ岳
利尻山
白馬だけ
金時山
トンガリロ            の7山。

最後のトンガリロだけ、海外、ニュージーランド北島にある山です。

これらの山に登る主人公たちは、プロポーズされて結婚が目前に迫っているのだけれど、その結婚に「?」を感じていたり、お見合いパーティで知り合った男性と一緒に山に登ろうとする40代女性。夫に離婚話を切り出され、どうしたら良いかわからず、娘と妹の3人で登山に来た良妻賢母を自負していた女性、などなど。

1章に現れる女性たちは、次の章でもいくらか繋がりがある設定になっています。

私は登山が好きだったので、それだけでも面白かったですが、1つの山を登って行く課程で、主人公たちにおとずれる心理変化が微妙で、同じ女性としてわかる部分が多かったです。

この7つの山の中で、登ったことがあるのは「白馬岳」です。栂池から白馬大池、乗鞍岳、白馬岳、のコースでしたが、テント泊で荷物が多かった上、夜行列車で行ったのがマズかったと思います。白馬大池で高山病にかかり、24時間、心臓の動悸がおさまりませんでした(^^;)。

足が良かったら今でも山に登りたいですけどねぇ。残念です!

娘、今日退院して我が家におります。赤子ですが、お腹が空くと大声で泣きますけど、それ以外は大人しい赤ちゃんです。

東京は強風で、日差しはありましたがやはり寒いです。この冬は雪が降らないまま春になるのかなぁ、なんて思っているのですが、果たして?



おまけ: 「ニワゼキショウ」の葉っぱが元気なので撮りました。それから「アネモネ」についたつぼみ。何色でしょうか? 赤か紫、かな?






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