こんな箱入り ↓です。重いです。3キロちょっとあります(^^;)。
たぶん皆さんのお母さんが愛読していたかも?
2003年にこれが売り出された時、私が欲しがっていたら主人が買って来てくれたものです。
ただ、私が実際に手に入れていたものよりやや時代が昔のものでした。1958年の号(下段真ん中)だけ持っていました。
たぶん、姉代わりのいとこが読んでいた号くらいなのかなぁ。いとこの家に行くと、純和風の部屋にリンゴ箱を並べ、そこに布団を敷いてベッドのようにしていたのを思い出します。そのそばに小さな本棚があって、「ジュニアそれいゆ」が数冊並んでいました。
それはいとこにとっても、私にとっても「宝物」のようなモノだったと思います。
内容は、手芸、洋裁、ファッション、芸能、いまだによーく覚えている少女小説、日々の暮しへの提言、などなど。
父が出版取り次ぎ会社に勤務していて、福岡に転勤になりました。支店に行くと、これから書店に配られる本が平積みになっています。たまーに「ジュニアそれいゆ」を見つけた時の喜びと言ったら!
「ジュニアそれいゆ」に影響を受けたデザイナーとしては、芦田淳、高田賢三、コシノジュンコ、金子功、森英恵、丸山敬太さんなどが挙げられます。
この「ジュニアそれいゆ」のコンセプトは、「十代の生活に、夢とあこがれをこめ、新鮮で知性豊かないろどりをそえる」というものだったそうです。
残念ながら、中原淳一氏が心臓発作で倒れ、1960年に廃刊となってしまいました。
「ジュニアそれいゆ」の内容は、今読んでもまったく時代を感じさせないところがスゴいです。ファションにしても少女の生活態度に対するアドバイスも、どれだけ先を行っていらしたのか、と思わされるページばかりです。
表紙が中原氏から内藤ルネさんに変わったのは、中原氏が体調を崩されたため、だったのでしょうか。1959年から廃刊になる1960年まで、表紙はルネさんのものになっています。私が買っていたのは、この頃ですね。
これ、本当はいとこにプレゼントしたら喜ぶだろうけど、けっこうなお値段で主人が買ってくれたので、今はあげられません。そうだ、形見としてあげましょう(^^)。
中原淳一氏のホームページはこちらです。
おまけ: 婿さんが作った「レアチーズケーキ」と「ベイクドチーズケーキ」です。
バター、お砂糖をなるべく使わない方針でやっているそうですが、パティシエ顔負けでした。
今後もっと研究するそうです(^^)。