著者は私でも聞いたことのある、「ジャパンガイド」という、日本を紹介する英語のウェブサイトの管理人さんです。
スイス人である著者は、留学先のカナダのバンクーバーに行くまで、日本のことをまったく知らなかったそうです。
ところがバンクーバーで出会った日本人が皆いい人ばかりで、そこから日本という国に興味を持ち始め、1996年に「ジャパンガイド」を立ち上げたそうです。
2013年7月時点でのアクセス数は、一ヶ月に約190万人のユニークユーザー、800万ページビューだそうですから人気のあるサイトなんですねぇ。
さてこの本のランキングはどのように決定されたか。
1つ目は「満足度」。2つ目は「人気度」。そして最後に著者の個人的な意見も少しプラスして決まったようです。
これ ↓が1位から50位までの分布図です。
5位までをざっとご紹介します。
1位は、岐阜県の「白川郷の合掌造り」です。
合掌造りの民宿体験は、ひじょうに人気があるそうです。その理由は「田舎の日本を見られること」「地元の人々と触れ合えること」「日本の伝統的なライフスタイルの体験ができること」。
2位は、広島県の「宮島」。
ここの魅力はまず、社殿が海の上に建てられている光景。また島には原生林もあり、きれいな街もある。神社やお寺の数も多い、というところ。
3位は、なんと、秋田県の「乳頭温泉郷」でした!
「奥深い山のなかという立地の良さ」「温泉の質の高さ」「昔ながらの旅館の雰囲気」、の3つに外国人旅行客は魅かれるそうです。
4位は、これはもう定番かな、京都府の「清水寺」です。
清水の舞台から眺める子安塔(こやすのとう)、縁結びの神様「地主神社(じしゅじんじゃ)、音羽の滝、などなど写真を撮ることが好きな外国人に人気なんですねぇ。
5位は、山形県の「出羽三山」でした。
ここは特別なスピリチュアル・スポットであり、2446段の階段を登って行く「羽黒山」、入り口で神主さんがお祓いをしてくれる「月山」、なかで何をするか、人に話してはいけないことになっている「湯殿山」の三山をすべて歩いて回る参拝の方法を著者はすすめています。
6位以下は次のとおりです。
6位 伏見稲荷大社(京都府)
7位 屋久島(鹿児島県)
8位 高野山の宿坊(和歌山県)
9位 姫路城(兵庫県)
10位 西表島(沖縄県) でした。
私は10位までのうち、4つしか行ってません。みなさんはいかがでしょうか?
ところで、テレビ東京の月曜日の番組、「Youは何しに日本へ?」を毎週見ています。
成田や関空などで外国人に「どこから来たか」「何しに来たか」を突撃インタビューする番組です。
それを見ていると、実にさまざまな目的のために来日している外国人がいて驚いちゃいます。特に多いな、と思うのは、空手などをやりに来る人の数。私たち日本人よりも真剣に空手に取り組んでいるように思えます。
あと「お土産は何?」と質問すると、買ったものを見せてくれるんですが、多いのが日本製のお菓子! 東南アジアの人なんか、KitKat抹茶味がお好きらしく、段ボール買いしているんですねぇ。
面白い番組です(^^)。
おまけ: 今日ホームセンターで見かけた「ポーチュラカ」。「花スベリヒユ」になっていました。夏らしい花ですねぇ(^^)。