ブロ友の賀神さんが、C型肝炎治療薬「テラビック」で、15人の患者さんが亡くなったというニュースを教えてくれました。
私がおととしの春にインターフェロン治療薬として飲んでいたものです。
副作用が重い、とは治療を受ける前から医師から知らされていましたが、期間も半年だからガマンできるだろうと治療を受けたわけです。
2週間の入院から始まったわけですが、3日目から副作用(発熱、悪寒、吐き気)に悩まされ、退院時にはふらついてまともに歩けない状態でした。
退院翌日にはもう3回目の注射日だったのですが、病院に着いてもクルマいすを押してもらうありさま。
その後、ほとんど物が食べられず、立ちくらみもひどかったので、4回目の注射日には病院に行く体力はゼロで先生に電話で状況をお話しました。
主治医ではないけれども入院中もお世話になったM医師が電話に出てくれて「もったいないから、C先生(主治医)と相談してみたら」とのこと。
5日後、C先生に連絡がつき、治療を止めることになりました。
ところがその時に先生が「ウィルスは消えたんだけどねぇ」とおっしゃったので、本当に驚きました。
先生がおっしゃった血液検査の結果は、2週間のインターフェロン治療後のものだったからです。2週間で消えるものなのか...。
その後も食欲は無く立ちくらみも続いており、体重は3キロ落ちていました。
1週間後、なんとか動けるようになった(それでも病院内ではクルマいす移動)のでC先生の診察を受けました。
先生から、このテラビックを使ったC型肝炎治療で途中で止めたのは私が初めて、と聞きました。
そして先週受け取るはずだった血液検査の結果を見ると、たしかにウィルスはミケンシュツ、しかしヘモグロビンが8.5にまで下がっていて、立ちくらみはこのせいのようでした。
このヘモグロビンの8.5という価は、この治療を止める基準値なんですね。私が動けなくなったのも当然だったわけですね。
もし私がもう少しがんばって治療を半年間受けていたらどうなっていたか。それはわかりません。
私の場合はただ運が良かっただけなんでしょう。
C型肝炎に関しては、新しい薬が次々と開発されており、副作用も少なく治療期間も短くなるなど、今後の見通しは明るいかも知れません。
亡くなられたかたのご冥福を心よりお祈りいたします。