このごろ雑草が気になっているので、図書館で「雑草」で検索したらこの本 ↓を見つけました。
「雑草と育てる」? なんのこっちゃ! 雑草は抜くもの、という考えでガーデニングをやっていますから。
第二章で、この本の主旨である雑草の働きとバラの手入れについて書かれています。
著者は雑草について「雑草は庭のスーパー肥料だ」と言っています。
そのわけは、「生きているときは土を耕し、バラの根の世話までしている。枯れて地面を覆うと、ミミズたちのエサやバラのぽかぽかカーペットに。やがて朽ちれば 微生物のエサとなり土を肥やす。そのうえ、刈った雑草を燃やして作る草木灰や草木炭は、これまたバラの特効薬、いまだ科学が解明できないミラクル効果を発揮する」と、べた褒めです!
実際の作業としてまずやることは、クローバーのタネまきだそうです! 田んぼや畑でも作物を植え付ける前にレンゲなどを育てていますよね。あれですかね。
その理由は、「マメ科の植物は土を豊かにするから」。
そしてクローバーが育って、庭の土が肥えてくると、雑草の種類もふえてきます。
著者は、「ナズナが旺盛に茂るようになった」と大喜びしたそうです! ナズナは、土を耕す深根植物だから、だそうです。
でも著者は地植えでバラを雑草とともに育てているわけで、我が家はすべて鉢だからどうなんでしょう?と思っていましたが、鉢の中でも雑草は良い働きをするしミミズも出てくるとのこと。
知らなかった。目の敵のようにして抜いていましたから(^^;)。
これ ↓が著者の「雑草と育っているバラの庭」です。
右手前のジャック・カルティエに寄り添っているのが「オニノゲシ」。深根植物だそう。
第一章では、無農薬で育てやすいバラ98種が紹介されているのですが、その中に「プレッア」↓というバラがありました。
これは、黄モッコウバラ一重の交配品種で、「モッコウバラ」をこよなく愛するイタリア人育種家が、「このバラが返り咲いたら!」という願いを込めて作出したそうです。「モッコウバラ」が返り咲く! 素晴らしいですね!
第三章では、季節ごとの雑草の話。ローズマリー、サフラン、スノードロップが雑草として紹介されています!
この本を読んでから、庭のビオラの鉢に生えているナズナも、抜こうとする手を引っ込めるようになりました(^^)。
ところでタキイから年に2回カタログが届きます。「花と野菜ガイド 2014夏秋号」。この中でバラ苗のページが18ページもありました。
こんなの ↓や
こんなの ↓。
買えないので眺めてはウットリしているだけで~す(^^)。