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Channel: ハーちゃんの「ゆらゆら日記」
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「一口(いもあらい)稲荷」の「いもあらい」は難読地名の王様でした!

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先日記事にした「太田姫稲荷神社」は、元の名前は「一口(いもあらい)稲荷神社」です。




なぜ「一口」で「いもあらい」になるのか、ブロ友のきくらげさんもその謎を解こうとしていらっしゃったのです。

きのう主人が「一口(いもあらい)は難読地名だって」と言いました。検索したようです。

それは、「国営巨椋池農地防災事業」というHPの中の「巨椋池トリビア」というサイトに載っていました。

「巨椋池」は「おぐらいけ」と読みます。

そのサイトによると「忌み祓い」が「いもあらい」に変化したのではないか、と説明されていました。

京都の「一口」の集落は、かつて巨椋池に三方を取り囲まれ、出口は西に一方だけだったそうです。それで「一口」の名前になったようです。

そしてこのあたりは洪水がひんぱんに起き、疫病も流行ったことから一口の集落の忌み祓い→一口のいもあらい→いもあらい、へと変化して行ったのではないか、ということらしいです。

神田の太田姫稲荷神社は、京都山城国の一口の里にあった稲荷神社を江戸に移したものだそうですから、この土地のことでしょうね。

また「京都の達人」さんのブログによると「疱瘡を意味する「いも」(病気)の侵入を防ぐために「あらう」(祈る)というところから「いもあらい」という読みが当てられるようになった」という説もあるようです。

結局、諸説あるようですから正解はわからない、ということでしょうか。きくらげさんの疑問はまだまだ続く...かも知れない(^^;)。

巨椋池の周辺は湿地帯で洪水がひんぱんに起きたようですが、その事情はこちらでお読みください。


おまけ: 「アイスバーグ」が開き始めました。切り花から挿し木したバラです(^^)。



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