今回のは縦のモチーフを増やして長めのバッグにしました。大きさを見るために文庫本を置きました。
フェルト化前は大きいんですよ。でもきっとまた縮みますからね(^^)。
昨日は風邪気味でほとんど寝床におりました。熱は無いのでコロナの疑いは無いと思われますけど、赤子も預からなかったです。
今は、風邪の症状があると「コロナか」って不安になりますね。困るわぁ。
昨日ご紹介した、千早茜著「透明な夜の香り」なのですが、出版社のHPでの内容紹介は以下のようでした。
【第6回渡辺淳一文学賞受賞作】
香りは、永遠に記憶される。きみの命が終わるまで。
元・書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。
その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた――。
「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、ドラマティックな長編小説。(出版社HPより)
これだけだと読みたい気持ちにならないかたもいらっしゃるのでは?と思って、私なりに少し付け加えさせていただきます。
主人公は若宮一香、25歳。半年以上も仕事に出られず引きこもっていました。
ところが、やっと出かけたスーパーで「アルバイト急募」の張り紙を見て応募するんですね。
ーー家事手伝い、兼、事務、接客。経験不問。応相談。
面接のために汗をかきながら坂道を登り目当てらしき洋館にたどりつきます。
そこで雇い主になる「小川朔」に、ここしばらく体を動かしていないことを当てられてしまうんです。
「坂を上ってきたときに汗をかいたでしょう。その汗から、体を動かしていない人特有の匂いがしました」って! なんと言う嗅覚!
そして、生理不順な一香なのに、朔に休みを提案された次の日が来ると生理が始まる! つまり、一香の生理が始まりそうだと、匂いで見当をつけられるわけ! 恐ろしいですねぇ。
一香には親友にも言えない秘密があります。朔も子ども時代に秘密を背負っているらしい。
さて、二人の関係はどうなるでしょうか?
朔が一香に作って欲しいと言う料理も興味深いですし、香りに関する話も面白い。
おススメです!