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Channel: ハーちゃんの「ゆらゆら日記」
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杉本昌隆著「悔しがる力 弟子・藤井聡太の思考法」

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将棋の藤井聡太二冠の師匠である、杉本八段の書かれた本で、今年の2月発行のものです。

 

杉本さんの著書は2冊は読んだでしょうか?

 

今日の本、タイトルを見ると、そこだけに焦点を当てて書かれたように思えますけど、そうではありませんでした。

 

ご自分の今までのご苦労、将棋界のあれこれも書かれていて、「えっ、そうなの?」と驚くような文章もあって、とても面白く読むことができました。将棋のことはまったくわからないのですが(^^)。

 

まずはじめに、杉本さんが藤井くんと初めて公式戦で戦った、2018年3月8日のことが詳しく書かれています。

 

この第1章の最後の文章です。

 

「藤井の思考法をたどるためにも、この対局をあらためて振り返ってみたいと思います。それは、棋士として心新たに生きる糧になるはずです」

 

千日手に持ち込んだ後、30分後に始まった指し直し局。杉本さんが用意していた作戦の通りに進みます。

 

しかし、四十四手目、杉本さんは藤井くんの指し手に2つの選択肢を想定していたそうです。

 

ところが、藤井くんの指したのはそのどちらでもなかった!

 

そこで杉本さんはミスを犯し負けてしまったわけです。

 

その一年後、二人は同じ目標、昇級を争うライバルになりました。

 

驚いたのは、杉本さんが2007年に右ひざを悪くして座ることができなくなった、ということでした。骨膜炎と言う病気でした。

 

将棋界では椅子対局は許されないそうですね。対局に臨まないと不戦敗になってしまう...。

 

医師からは、「雑菌が回って心臓まで届くと生命にすら関わる」と手術をすすめられますが、不戦敗になると降級は免れない時期でした。

 

なんとか入院と退院の日程を調整して、対局に臨むことができたそうです。

 

藤井くんの将棋について書くと長〜くなってしまいます(^^;)。興味のあるかたは、ぜひこの本をお読みください。

 

伝説にもなっている棋士、村山聖九段との会話なども出て来ますよ。

 

今朝、郵便が届きました

 

 

 

 

源吉兆庵のお菓子です。前にも送ってもらったことがありますね。

 

甘いものを食べると元気が出るから、とN子さんが送ってくれました。

 

頂きま〜す(^^)。


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