ブロ友のN子さんに薦められた本。
前にも読んだ「ちょっと今から仕事やめてくる」の著者の作品です。
裏表紙の説明文は
「なーんの面白味もない人生やったなあ」ーー病床にある祖父の言葉が頭から離れないコンビニ店員の修司・26歳は、ある日、借りのある同僚から『ヒーローはキミだ!』という胡散臭い求人広告のアルバイトを持ちかけられた。その会社にいたのは、ちょっと癖のある人たち。いきなり任された仕事は、今をときめく人気漫画家の''お守り''? わけがわからないながらも真面目に仕事をこなす修司は、次第に信頼を得るように。しかし、そんな修司の前に過去のトラウマが立ち塞がるーー。
その胡散臭い会社「ヒーローズ(株)」の内容と言うのは、なんと依頼を受けた人をヒーローにする、と言うもの!
言い換えれば、その人の夢を現実にするお手伝いをする、と言うわけなんです。
最初のバイト「人気漫画家のお守り」を終えた修司に「ヒーローズ(株)」から電話がかかって来ます。「正社員になる気があるなら面接と試験を受けてください」と。
当日の修司の服装は、ベージュのパンツに半袖のシャツ、薄いジャケットでした。なぜなら「自由な服装でお越しください」と言われていたから。
ところが会場に行ってビックリ。修司以外の全員がダークスーツでした!
そして筆記試験の問題を見て絶句。見たこともないような暗号みたいな数式。それに英語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、そしてもはや何語かもわからない言語
...。
ところが、落ちただろうと思っていた修司はなんと合格! 合格率はたった3%と聞いていたのに!
続編まで読むといろいろなナゾが解けて行きます。コンビニのチャラチャラした同僚の「拓」が、実は「ヒーローズ(株)」のスカウト係りであった、とか!
北川さんの作品はこれで二つ目でしたが、読んだ後が気分が良いんですね。涙も出ましたけども。
ジャンルとしては「ライトノベル」だそうです。その定義がよくわからないんですけどね(^^;)。
おススメです!
図書館で借りてもほとんどご紹介できずに返却するばかりですが、次回はジョジョ・モイーズの「ワン・プラス・ワン」について書く予定です(^^)。
季節柄、「アジサイ」の写真 ↓を。中川左岸で咲いていたものだそうです。私は月曜日からまだ外出できていません。主人が撮ってきたものです。