なんとも興味深いタイトルではないですか?
韓国統計庁による調査では、韓国人の40% 以上が年間1冊も本を読まないそうです!
平均読書量は5.3冊、少ないと危惧されている日本人の場合でさえ年間19冊だそうですから、やはり少ないですよね。
評論家の呉善花さんの解説によると、大きな原因のひとつが 「漢字廃止」 だそうです。
漢字を廃止した結果、いまでは韓国人の8割がハングルしか読めなくなったとか。
また韓国語は漢字語からきている語彙が約7割であり、それをハングルだけで表す、つまり日本語で言えばひらがなだけで文章を書くようなものですから、 おのずと同音異義語の判断に迷うことが増えるそう。
私も韓国語の本を読んでいて 「一体、この単語は何を指しているのか」 と 迷うことがよくあります。 同音異義語が多いから。
韓国の人もそうなら、私みたいに母国語でない人間が迷うのは当然のことですねぇ。 漢字で書いてあれば文字通り 「一目瞭然」 なんですけどねぇ。
韓国のハングル世代は、書物の中の漢字語は読み飛ばして理解した気になるそうです。それで読書も楽しくなくなるわけですね。
これでは韓国の出版界も今後が不安でしょうねぇ。
ハングルは素晴らしい文字ですけれど、そこに少しでも漢字を混ぜて文章を書くようになれば、私も助かるんですけどねぇ。
難しいかなぁ...。
おまけ: お寺に咲いていた 「エニシダ」 です。 黄色が鮮やか。