ブロ友のNさんに教えてもらった本です。
あらすじ...
ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。
同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。
なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった―― メディアワークス文庫HPより
もしかして自殺した男の幽霊か? 隆は何度かそう怪しみます。
実は彼は幽霊ではなく...。あとはネタバレになるので書けませ〜ん(^^;)。
隆の心情、「ヤマモト」を名乗る男の過去が語られる部分で何度か涙が出ました。
「ヤマモト」を名乗る男が突然消えてから2年後。「ヤマモト」と隆の思わぬ再会が待っていました。感動しますよ、ここ。
そして、なんとこの作品は映画化され、今年の5月27日ロードショーとのこと!
予告編の動画を見た限りでは、やはり原作は大幅に変えられているようです。映画は見ないな、私。
いつも通勤時間にJRの駅付近をクルマで通ると、寒さにもめげずに駅へと急ぐ人たちに会います。
「エラいなぁ」と思いつつ、中には「行きたくない」と思っている人も何割かはいるのだろうな、とも思います。
このタイトルのように「ちょっと今から仕事やめてくる」と言えたら良いけれど、なかなかそうは行かないでしょうねぇ。
でもでも「ヤマモト」のような人に助けられたら今一度人生を考え直すことは出来るかも知れませんよね! あなたがいなくなって悲しむ人がいることも思い出せるかも!