著者の藤井小牧さんは、僧侶であり精進料理研究家としても知られた、藤井宗哲さんの娘さんだそうです! 詳しいプロフィールはこちらをどうぞ。
母親である、藤井まりさんも精進料理家ですから、小牧さんがこのお仕事についたのも自然なことだったのでしょうか。
宗哲さんが亡くなられた後は、藤井まりさんと母娘で、鎌倉不識庵で精進料理教室を開いていらっしゃいます。
そして2013年に、秋葉原に 「こまき食堂」 をオープンなさったそうで、この本にはそこで供されるお食事、スイーツなどの作り方が載っています。
定番メニューの1つ、「カレー定食」↓。
主菜から 「酒粕シチュー」 と 「オールキャベツ」↓。
副菜から 「ゴーヤーの玉子風炒め」 と 「キャベツとひよこ豆のインド風炒め」↓。
スイーツから 「あんみつ」 と 「しょうゆスコーン」↓。
最初のほうに 「精進料理の考え方」 としてハッとすることばがありました。
精進料理では、魚も肉も口にしません。何を食べ、何を食べないのか。その簡単な見分け方のひとつが、「追いかけて逃げるものは食べない」 です。動物不殺生は、精進料理の基本中の基本。そのこともあり、精進料理のだしにはかつお節が使われることはなく、昆布としいたけなどのきのこが使われているのです。
ところで、「こまき食堂」 があるところは、JRの秋葉原と御徒町の高架下の 「CHABARA AKI-OKA MARCHE(チャバラ アキ・オカ マルシェ)」 の中のようです。住所は千代田区練塀町8-2。
蔵前橋通りの北の高架下には 「2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキ・オカ アルチザン)」 があるのは横目で見て知っていたのですが、こちらはモノづくりがコンセプトの商業施設で2010年にオープンしたそうです。
いつも寄りたいと思いつつ、帰りを急いでいるので行ったことがないのですが、面白そうな雑貨やアクセサリーのお店が入っているようです。
近くてもいつも通っているところでも行けないものですねぇ。
おまけ: 「シュウメイギク」 が開花し始めました! ピンクでした。つぼみもいっぱい付いているので、猛暑の中でも次々に咲いてくれそうです (^^)。