1994年4月第一刷発行の本です。
著者が生まれたフィンランドの自然や文化、著者の生い立ち、「ムーミン」シリーズの誕生、「ムーミン」シリーズそれぞれの紹介など、「ムーミン」の好きな人は持っていたほうがいい本でしょう。
トーベ・ヤンソンは、スウェーデン系のフィンランド人で、フィンランド生まれ。「ムーミン」シリーズは、スウェーデン語で書かれているそうですね!
内容は6章に分かれています。
1 ムーミンたちの住むところ
2 ムーミンとその仲間たち
3 ムーミンの誕生
4 ムーミン谷年代記
5 素顔のトーベ・ヤンソン
6 ムーミンはいまも
第1章のこのページ ↓に、トーベ・ヤンソンはこう書いています。
「ムーミン谷は、スウェーデンの祖父が住むしあわせな谷と、フィンランドの島々とがいっしょになってーそれも、すてきにまざりあってーできたものです」
以下、この本を読んで知ったことを少々。
まず、先日読んだ「島暮らしの記録」では書かれていなかった、なぜ「クルーブ島」↓を去ったかの理由ですが、「嵐が来たときに本土と島を結ぶ唯一の命綱ともいうべきボートを、島へ引き上げる体力がなくなったから」だそう!
そして驚いたのは、ミイとスナフキンが異父兄弟だったこと! 2人ともミムラ夫人の子どもではあるのですが、ミイとお姉さんのミムラは、ミムラ夫人の前の旦那さんの子どもなんだそうです! これ ↓はキャラクター紹介の1ページ。
また、このシリーズは、日本で2回にわたってアニメ化され、大人気になりました ↓。
フィンランドには「ムーミン谷美術館」や「ムーミンワールド」などといった施設があり、ムーミンファンは訪れたいところですねぇ。
フィンランドの風景、著者に関する貴重な写真などがたくさん載った本でした。
おまけ: 昨日は娘は我が家には来なくて、代わりに「2時間だけ手伝ってほしい」とのことで行ってきました。その時にもらった婿さん手作りのチョコレートケーキ。主人も「美味しくできてるねぇ」と言っていました。
でも今朝はまたゲリラ帰省してきました(^^;)。