この「ローマの平日」は、2007年7月に増補版として出版されたもの。
著者のフリーライター、コーディネーターとしての生活を通して知ったイタリアの、イタリア人の、おかしな部分を紹介してくれる本です。
私、イタリアに長いこと住んでいたり、イタリア人と結婚した人のエッセイもだいぶ読みました。
でもこの本ほど赤裸裸にイタリア、イタリア人についてあけっぴろげに書いた本は初めて読みました。
ちょっと拾ってみると
「イタリア女性のおそらく9割以上は、自分を『世界で一番ステキな、あ・た・し』と思って暮らしている」
これは「アモーレ・ミーオ! 君は世界で一番キレイだよ!」と言って、パパがなめるように可愛がって育てるから、だそう。
結果
「自信たっぷりに育ったイタリア女性はストレス知らず。仕事が合わないと思ったら迷う前にやめる。恋愛に関しても、ムリと思ったらとっとと別れる」
「運転に関しても、怖いもの知らずのやりたい放題」
そのほか
「女とワインは歳をとっている方がいい」
「イタリア男性のほぼ99%はマザコン」
「ローマのバスは平気で道を間違える」
「営業時間がいいかげん」
「イタリア人と仕事をすると、時間にルーズ、約束を守らない、言い訳、責任転嫁の応酬」
「イタリア女性は、スキンケアより濃い化粧をとる。日焼けをしてシミができても気にしない」
「ポッチャリ体型が好き。日本人女性はダイエットのし過ぎと言う」
「イタリアの雑誌はオマケで勝負」
「郷土愛が強いために、自分の出身地以外の人間に対する批評が辛らつ」
などなど、笑える知識が満載の本です。
うしろのほうに「役に立つ(かも知れない)イタリア語講座」なるものがついています。
一方、私が先に借りた「おしゃべりのイタリア語」↓。こちらは全編会話で成り立っていて、短い文章がほとんどです。
こちらは「岩田デノーラ砂和子」になっているので、結婚されたのでしょうね。
だけど、こういう本は借りて読むだけでは身に付かないですよねぇ。
著者はイタリア語会話の本も多く出しているようですから、初心者向けのを借りてみますか。
って言ってますけど、英語でも何語でも、会話って言ってもある程度の文法ができないとムリだと思いますね。英語だったら、中学3年までの文法は必要ですよねぇ。
おまけ: 今日は近くの産直マルシェ ↓の新装オープンの日でした。特別に9時始まりだというので行ってみました。ほら、下町っぽいでしょ?
ここは以前から生鮮食料品が安く買えるお店で、今日もキュウリ、ナス、キャベツ、柿、バナナ、牛すね肉、鶏モモ肉など、どっさり買いました。
オープンだからと、チェーン店の他のお店からも応援要員が来ていて、にぎやかでした(^^)。