若いころからよく旅をしていましたが、その時に人との出会いもありますね。
一番記憶に残っているのは、友人Sさんと行った京都旅行の帰りの新幹線内でのできごとです。
19歳だったと思います。 貧乏旅行をしていました。
車内販売のカートが見えました。 お腹が空いていたので 「サンドイッチとコーヒー買おうか」 と言ったらSさん 「高いよ」。 私 「ひとつずつ頼んで半分こする?」
3人がけの席でした。 車内販売のお姉さんが来ると、窓際に座っていた女性が 「サンドイッチとコーヒーをふたつずつ」 と注文して私たちにご馳走してくれたのです!
世慣れていない私たちは、うれしいやらドギマギするやら (^^;)。
ありがたく頂いてそのかたに京都旅行の話しをしたように思います。 小さな京都のお土産を貰ってもらって...。
当時の私たちからするとうんと年上の女性に見えたのですが、今になって思うと40歳くらいのキャリアウーマン風のかた。 遊びの旅でなく出張といった雰囲気でした。
そのかたにとっては、サンドイッチとコーヒーを2つずつなんてどおってことない金額だったのでしょうね。 お金の無さそうな話しを聞いて 「かわいそう」 と思われたのかも。
きっとそんなこと、そのかたには記憶のかなたでしょうけど、私にとっては忘れられない思い出になりました。
Sさん、覚えているかしら?
追記: Sさんよりメールありました。 このブログを見て 「私じゃないと思う」 って ! だけどその旅行のことはよく覚えてるんですよ。 よくこういう事、ありませんか? 誰かと旅行に行っても、それぞれ記憶している事が違う、ってこと。 不思議だ~(^^)。