ベニシア・スタンリー・スミスさんは、ハーブ研究家であり英語学校経営者でもあります。
これはベニシアさんの著作の中では最新本だと思って借りました。
ベニシアさんは1996年に、京都大原の築100年の古民家を手に入れました。その当時の庭は前の持ち主の残していったゴミでいっぱい。それを処理することから始め、3年目にしてやっと庭造りに着手したそうです。
テレビでは連続して見ているわけではないので、ベニシアさんのお宅の庭がどんな設計になっているのか、この本で初めて知りました。
こんなお庭 ↓。
「スパニッシュ・ガーデン」「ワインガーデン」「フォレストガーデン」「コテージガーデン」「ジャパニーズ・ガーデン」「ガーデン・エントランス」の6つに分かれていて、それぞれが「空という天井と太陽という照明の下で季節ごとに素敵な部屋」になるそうです。
1月から12月まで1ヶ月ごとに、その月のエッセイと、各種ハーブの育て方と利用法が、著者のイラスト付きで書かれています。利用法は、お料理やシャンプー、咳止めシロップ、歯磨きペースト、などたくさんあるんですね。
また章と章のあいだには、ハーブを育てる上で必要な「土づくり」「水やり」「苗の植え方」なども説明されています。
英語の勉強をしているかたには、著者の書いた詩のような短い文章(日本語と英語の両方)↓も面白いのではないでしょうか。
このページのバラ ↓は、「ツクシイバラ」だそう。欲しいです(^^)。
著者の半生は、まるで小説になりそうな波瀾万丈のものなんですね。イギリスの貴族の家に生まれたものの、貴族社会になじめずインドに向かう。そこから何かに導かれるように日本にたどり着いたそうです。
先日、私が見た「猫のしっぽ...」では、お孫さんのジョーくんと畑仕事をなさっていました。やっと落ち着いた心でガーデニング、英語の指導をしていらっしゃるのかな、と思いました。
最近のベニシアさんについては、彼女のブログでお読みください(^^)。
おまけ: 今朝4時の「ラヴィアンローズ」です。
アサガオは、夜暗さを感じてから10時間後に開花するそうですね。たしかにその計算でいくと4時には目を覚ますんでしょう。でも、もっと遅く開く種類のアサガオもあるので、そのへんもまだよくわかりません。今朝はほとんど開花しました(^^)。