私、高山病体質なのに登山が好きで、本でルート研究などしていました。だから登ってもいない山の山小屋などもけっこう知っています(^^;)。
この本は「TRAMPIN'」編集部の部員(編集長を含む)が、高尾山から富士山にまで挑戦した山行の記録です。中身はこんな風 ↓。写真が多くて楽しめますよ(^^)。
なにしろ登山のプロではない中年ハイカーたちの山旅ですからね。最初のうちは装備や登山の服装も完全ではありません。山に登っていくうちに少しずつ揃えて行く、そんなところも初心者には参考になるかも知れません。
私、今までに登山の最中に2度、高山病にかかってしまいました。
1度目はまだ若いころ、新聞社の主催したツアーでのことです。友人と二人で参加したのですが、コースは中房温泉→燕岳(泊)→槍ヶ岳(泊)→上高地、というものでした。
この中房温泉から燕岳への道が、日本三大急登の1つなんですねぇ。夜行列車でそのまま登った初心者がバテるのも当たり前かな? ひどい頭痛に嘔吐、フラフラしながら燕山荘にたどりつきました。
翌日の行程をこなす体力も気力もなかったので、リタイア決定。ガックリです。
2度目は、家族3人で白馬岳に挑戦した時のこと。娘はまだ4歳でテント泊の山行でした。
栂池→白馬大池(泊)→白馬岳(泊)→白馬大雪渓→猿倉、というコースだったのですが、白馬大池までの登りでもうダメ。
吐き気と心臓バクバク(これは雪渓下まで続いた)。
翌日、コース途中から下山する選択肢もあったのになぜか登山を続行。
フラフラの体では白馬岳まで行けるはずもなく、キャンプ地ではない三国境にテントを張り夜を明かしました。
朝になるとテント横を通る登山者の声がするわけですね。「どうしてこんなところにテントが?」って思っていたに違いないですわ(^^;)。
主人が走るように白馬山荘の診療所に行って先生を3人連れて来てくれました。栄養剤の注射をされ、テントを撤収。先生は1人で先に帰り、医学生の人、2人が一緒に歩いてくれることになりました。
そのうちの1人が子ども好きな人で、ずっと娘の世話をしながら登ってくれたので本当にありがたかったです。
白馬から戻って、自転車を急いでこいでも心臓が苦しくなったので近くの内科で診ていただいたら、貧血がひどいとのこと。
もしかしたら婦人科の病気の可能性もある、とのことで専門の病院を受診し、子宮筋腫が見つかったんです。
だいぶムリして登山に挑戦してしまったわけですね(^^;)。
生まれ変わったら「山女」になりたいです。「山ガール」ではなく(^^)。