娘が里帰りしてまして、録画してあった「舟を編む」を2人で見始めました。30分くらい見たところに意外にも早く主人が帰宅! 夜中の1時ごろです。
娘は主人の機嫌を気にする子なので、すぐに「舟を編む」はストップさせました。
すると主人は軽食をとりながら、新海誠さんの「秒速5センチメートル」を見始めました。なんでも先日の地震で本棚の上からこのブルーレイ・ディスクが落ちて来たそうなんです!
このアニメは主人も娘も何十回も見たそうです!
私は2人が見ているのを何かしながら見たり聞いたりしているので、ちゃんと目で見たことはなかったんです。
その中からいくつかの場面 ↓を。
このアニメは3つの短編からなっているのですが、私は「桜花抄」と「秒速5センチメートル」は覚えているのですが、2本目の「コスモナウト」はまったく記憶がありません。
ストーリーについてはこちらをお読みください。
私「このコスモナウトは無くても良くない?」。娘「女性はそう思う人が多いみたい」。
だから娘は1人でこのアニメを見る時は、この「コスモナウト」は飛ばして見ていたらしいんです。だから私も記憶が無いんですねぇ。
主人「やっぱり主人公にこういう青春があった、というのは大事だろう」とのこと。
「桜花抄」では中1だった主人公2人が、「秒速5センチメートル」では社会人になっている。その間をつなぐのが「コスモナウト」なのでしょうねぇ。男性の主人公、遠野貴樹の種子島での中2から高校卒業までの出来事を描いていますから。
そして「秒速5センチメートル」では女主人公の明里はこれから結婚を控えている設定になっている。一方、遠野貴樹のほうは3年間付き合った女性から「1000回メールしても、心は1センチくらいしか近づかなかった」と言われ別れることになり、会社も止めてしまうわけです。
男性のほうはその人を忘れられずにいるのに、女性は意外と現実的に考えて自分の人生を決めるところがありますねぇ。
ところでタイトルの「秒速5センチメートル」とは「桜の花びらの落ちるスピード」だそう。
そして主題歌として使われているのが山崎まさよしの「One more time, One more chance 」です。主人公がどこかで明里を見つけられるんじゃないか、と密かな期待を抱いて街のあちこちを歩き回る、そういう気持ちにピッタリの歌詞ですよね。
新海さんがどういうアニメーターなのか、さっぱり知らないのですが、時間の経過とともに人の感情もすれ違ってしまう、そういうちょっと悲しい青春が描かれたアニメで、いつまでも忘れられない作品です。ストーリーはシンプルなのですが、映像がすばらしいです(^^)。
私はそこでもう「寝る」宣言をしましたが、主人と娘は続いて「ほしのこえ」も見たようです(^^;)。
その中の2つの場面 ↓を。
私はこの作品はマンガで読みました。マンガも良かったけれど、アニメのほうがジンと来ますねぇ。2人の間に何光年もの距離が広がって、メールのやりとりにかかる時間がものすごい事になっていきます。不思議な、だけどリアルに感じられる作品でした。