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Channel: ハーちゃんの「ゆらゆら日記」
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西村淳著 「面白南極料理人」

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この本についてはずいぶん前から知ってはいたのですが、なんとなく読まないままでした。

ですが今回「バルサの食卓」の料理を担当したのが西村さんだと知って、図書館から借りたような次第です。

著者は南極越冬隊に2度も参加しているんですね。1度目は、第30次隊として昭和基地で1年間越冬生活を送っています。

この本で描かれている舞台は昭和基地ではありません。第38次隊として、昭和基地から1000キロも離れた「ドーム観測拠点」での料理人としての1年間をつづっています。

この「ドーム基地」があるのはとんでもない所! 標高が3800メートル、平均気温マイナス57.9度。

メンバーは、各方面でのスペシャリストたち。著者は海上保安官、他に気象学者、雪氷学者、大気学者、医者など、著者をふくめて計9人。

苛酷な環境の中での楽しみは食事、というわけで、まぁ豪勢なメニューにはビックリさせられます。

たとえばある隊員さんの誕生日のメニューはこんな風です。

 前菜:  鴨スモーク カマンベールチーズ からすみ ハムの和風      マリネード
 小鉢:  花イカのネギ和え
 酢の物: 赤貝 冷凍キューリ ワカメ
 造り:  マグロ 牡丹エビ しめ鯖 オゴ トサカ
 焼き物: 小鯛 はじかみ生姜
 揚げ物: 天ぷら(エビ キス 穴子 ゴボウ)
 椀物:  鴨南蛮そば
 赤飯   香の物

ですよー!

誕生日以外にも宴会はしょっちゅう。お酒の減ること、減ること。

またレタスなどは野菜製造器で育て、ビールもドーム内で作るんです! ビールの味はまぁ、言わないほうが良いかも(^^;)。

食べ物以外にも南極ならではの各種トラブル、ケガや凍傷、燃料が底をつきそう、などなど。

この「燃料が無くなりそう」な時がこの隊が内部分裂寸前の危機に満ちた、超やばい時だったようです。

1本約180kgのドラム缶を、150m離れた場所からどうやって運んで来るか? 

結局、ドクターが人力で転がして運ぶという荒技をやってのけ、助っ人が一人また一人と増えて行ったそうです。

この本、平成16年発行の本ですから、もうお読みになったかた多いでしょうか? もし読んでいらっしゃらなくて機会があったら是非! 笑えます(^^)。

GWの前半、外に出ませんでした。今日はどうしても図書館に行かないといけなかったので、またうちの区と江戸川区の図書館に行ってきました。

その後スーパーに寄ったら幼稚園時代からのママ友と会ったので、ちょっと立ち話。今度ゆっくりお昼でも、ということになりました。この歳になると、知り合いのお子さんの結婚やら出産の話題が多くなりますね。


おまけ: 庭に咲いている「ゲンペイコギク」。




別名「エリゲロン」。
先日借りた「スキマの植物図鑑」にも出ていました。園芸品種だったのに、今やその地位を失った、と書いてあって苦笑しました。うちでもわざわざタネを買ってまいたので(^^;)。もう20年くらい前の話しです。


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