二日目も良いお天気でかなり気温が上がりました。
チェックアウトは12時とのことなので、娘夫婦は疲れたからゆっくり出るようです。
私と主人もグッタリですけど、まぁなんとか動き出しました(^^;)。
京都駅の烏丸口(からすまぐち)からJRバスの「周山」行きに11時に乗り込みました。バスの本数 ↓が少ないので要注意です。
バスは意外と空いていました。ガイドブックによると「栂尾(とがのお)」まで55分かかるそうです。
途中、竜安寺前とか仁和寺前とかを通り、くねくねした山道を走りますが、あまりに狭い道なので、バス同士がすれ違いにくいカーブではどちらかのバスが止まって相手を先に行かせます。
北山杉の林も見えてきました。この斜面の花 ↓は「岩ツツジ」だと主人は言ってますが。
「栂尾」で下りると、駐車場の脇に「高山寺裏参道」の細い階段 ↓が急な角度に伸びているのが見えました。つづら折りといった感じです。
そこを転ばないように気をつけながら登ると「石水院」↓が右手に建っています。ベルを鳴らしてお寺の人を呼び、拝観料を払って上がります。
ちょっと怖かった渡り廊下 ↓。
広縁のようなところに木彫りの「善財童子」の像 ↓がありました。
そして私のお目当ての、明恵上人が可愛がっていた木彫りのワンコ ↓はガラスケースに納まっていましたよー(^^)。
私と主人以外には誰も来なくて、ワンコの写真は撮り放題でした。
そして高山寺と言えばこの「鳥獣人物戯画」↓ですね。もっともこれはレプリカだそうですけれども。
周りの風景 ↓も自然のまま、と言った趣で、足を伸ばしてゆっくりできました。明恵上人がここで修行した時代は下の道路も無く、もっと奥深いところだったんでしょうねぇ。
「石水院」入り口近くに咲いていた「ヤブツバキ」 ↓。
「石水院」より上のほうには、開山堂や御廟、金堂 ↓などが建っていますが、足に問題のある私は一人で下って、駐車場前のお茶屋さんで冷し飴を飲みながら主人を待っていました。
お茶屋さんは清滝川の流れ ↓を眼下にのぞむ良い場所にあります。
20分ほどして主人も合流してくず餅 ↓など注文していました。
ところで、「周山」行きのバスに乗る観光客は「栂尾」の手前の「高雄」で下りて「神護寺」に行く人が多いのだとばかり思っていましたが、下りないんです。「栂尾」でも下りない。
でもこの先は北山杉の里の「小野」があるくらいで、どうしてこの先まで乗って行くんだろう、って不思議だったんですね。
最後に駅まで乗ったタクシーの運転手さんに「周山まで行っても何も無いですよね?」って言ったら「なにやら桜で有名なお寺がありますわ」と言うので「常照皇寺ですか?」って言ったら「そうそう」って。
そうだったのか...。でも運転手さんは「でもまだ早いんちゃうかなぁ」って言ってましたけども。
私が「桜の数が多いんですか?」って訊いたら「いや、有名な桜の木があるんですわ」って。たしかに何か読んだような気がします。
だけどそんな山奥までバスで行く観光客がいるとは! 料金も、「栂尾」までは520円でしたが、「周山」までは1100円。かなりの距離、バスに揺られないと行けないところですよねぇ。
いやぁ、検索したら「常照皇寺」は、終点の「周山」からまた別のバスに乗り換えて行くんだそうです! すごいなぁ。そして有名な桜は「九重桜」だそうです。
今日の「高山寺」の静けさは、昨日行った東山の人出の多さからすると想像できないものでした。行って本当に良かったです(^^)。
長くなってしまいました。残りはまた明日、アップしますね。