図書館の新刊案内を見て取り寄せた本です。
著者はカメラマンです。米国人の夫に先立たれ、2人で行こうと約束していたルート66走破の旅に思い切って出かけた体験記です。
行程はこんな具合 ↓です。
ルート66についてはこちらで。
また「ルート66」で検索すると、同じようにこの道をドライブしたかたの体験記など読むこともできます。
著者は、普通の人が東が西へとこのルートを走るのに抵抗を感じて、ロスアンゼルスからシカゴへ、西から東へ走りました。
ルート66は今や、ところどころで通行止めになっていたり、治安が悪いから通れなかったりし、著者もフリーウェイとルート66をあっちこっち乗り換えながら、迷いながら走り抜けました。
この本を読んでいると、もうルート66は古き良き時代の遺物、といった感さえありますねぇ。残念ですが。
旅先で会った人、前からの知り合いなどに助けられ、終点の大都会、シカゴにたどりつきます。ここからは反対向きにフリーウェイで家まで帰れば良いわけです。
宿は、行き当たりばったりの時もあり、知り合った人におススメのホテルを教えてもらって予約する時もあり。時にはホテル選択を誤って、ネットが通じない、お湯が出ないなどのトラブルに見舞われてキレる事も(^^;)。
1章ごとに著者の川柳がタイトル代わりになっているのもまた一興です(^^)。
著者が何度も触れているのは「今はありがたい。ネットを通じて友人、家族などに支えられて行動できるから」ということですね。昔の心細い旅とは雲泥の差でしょう。
私らの世代だと「ルート66」と言うと、アメリカのドラマや歌を思い出すでしょうねぇ。
著者も「ルート66」の歌詞に出て来る街「アマリオ」「ギャラップ」「フラッグスタッフ」「キングマン」「バーストウ」なども通って行っています。
「アマリオ」は、たしか歌では「アマリロ」と歌っていたと思うのですが、現地では「アマリオ」らしいです。スペイン語読みなのでしょうか?
友人の運転するクルマで、ロスから西海岸を北に、サンフランシスコまでドライブしたことがあります。途中「モロベイ」という港町のモーテルに泊まって。でもその時はずっと後部座席に座っていただけで運転はしていません。
アメリカで運転するって、夢ですねぇ!