これもブロ友のTさんの記事で知って予約しておいたものです。やっと来ました(^^)。
私、これはすべて書き下ろしかと思っていたんですけど、著者の「あとがき」を読んだら違いました。
第1章の「影絵芝居」は、アニメ『RDG レッドデータガール』DVDおよびBlueray第1巻の特典ブックレットに載せた、書き下ろし短編だったそうです。
玉倉山で暮らし始めた相楽深行の心境を書いたそう。
ここで知ったのは、玉倉山、そして玉倉神社のモデルは、奈良県玉置山の玉置神社だそうで、奥深い山中にあるようですね。住所は十津川村になっています。十津川村は前々から行きたいと思っているところ。東京からだとアクセスが良くないようですけども。
第2章の「九月の転校生」は、単行本『RDG レッドデータガール 世界遺産の少女』の刊行時、書き下ろしの小冊子短編&酒井駒子画ポストカードを300名にプレゼントする、読者キャンペーンがあり、そこに載せた一編だそう。
世間知らずで自信不足でぽやぽやしている泉水子とは正反対な、年齢以上にこすっからい側面をもつ深行の目で描くことが、思った以上におもしろかった、とのこと。
第3章の「相楽くんは忙しい」は、琴音らんまる画『RDG レッドデータガール』コミックス4巻の巻末に、おまけの書き下ろしとして載せたものだそう。
あの大変だった学園祭準備について書いてあります。
最後の第4章「氷の靴 ガラスの靴」は、シリーズ6巻が終了してから書かれたものだそうです。
泉水子と深行の次に重要な友人としての宗田家の三つ子、その祖父との話です。
この章が最も長くて全部で245ページ中、180ページほどあるんです。副題が「宗田真響・高一の冬」になっています。
Tさんが記事の中で、表紙の女の子は真響ではないか、とおっしゃっていました。なるほど腰までの三つ編みじゃないですねぇ!
この本は「RDG レッドデータガール」を読まれていないかたには「?」となる内容でしょうね。
いつも思うのですが、同じ作品でも文庫版とハードカバー版では読後感が違って来るような気がするんです。どうしてでしょうねぇ?
そして、文庫版とハードカバー版では表紙の絵が違うことが多いですけど、「RDG」に関しては一貫して酒井駒子さんが描かれているんですね。
続編はいつ出るのかな? 検索してもわかりませんけど、物語は続くと思われます。楽しみです。