ブロ友のTさんに紹介されて借りた本で、これは文庫版です。1巻〜6巻。
世界遺産に認定された熊野古道、玉倉山にある玉倉神社。そこに住む泉水子は中学三年まで、麓の中学と家の往復だけの生活を送ってきた。しかし、高校進学は、幼なじみの深行とともに東京の鳳城学園へ入学するように周囲に決められてしまう。互いに反発する二人だったが、修学旅行先の東京で、姫神と呼ばれる謎の存在が現れ、さらに恐ろしい事件が襲いかかる。一族には大きな秘密が――。現代ファンタジー最高傑作! (角川文庫HPより)
主人公の「鈴原泉水子(すずはらいずみこ)」は、腰までの髪を三つ編みに結い、赤い縁のメガネをかけた目立たない女の子。
のちに泉水子と行動を共にすることになる「相楽深行(さがらみゆき)」とは玉倉神社の境内で約10年ぶりに会うのですが、そのときに深行の放った言葉は、
「おまえ、まじ? まじで鈴原泉水子なのか」
「信じられない。どうしてこれがーーこんなのが、女神だって言えるんだ」
でした。
ちょっとでも私が文章にすると、もしかしてこの本を読もうと思っていらっしゃるかたにはエライ迷惑でしょう。書けません(^^;)。
ただ、6巻まで読んで、私なりの解釈をすると、これはある種の恋物語でもあるなぁと。
恋ってステキ!
エンディングを読んでホッとした私です。
でも、恋物語なんて言うと、この本の愛読者に叱られちゃうかも知れない(^^;)。そんな甘い話ではないのでね。
これはアニメにもなったそうですね。そちらも大人気だとか。
Tさんに教えて頂かなかったら手に取ることはなかったと思います。
自分の探し方で読む本を探すのは偏りがちですよね。私は特に、かな。
だから、ブログやツイッターで知らなかった作品を教えて頂くのはありがたいです。
ほかにもTさんの情報で読んだ本、けっこうあるんですよ。
最近読んだのは、
白川紺子著「後宮の烏」
荘厳にして壮大な中華幻想譚、開幕――!
後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をしない特別な妃・烏妃。その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという――。時の皇帝・高峻は、ある依頼のため烏妃の元を訪れる。この巡り合わせが、歴史を覆す禁忌になると知らずに。
(集英社オレンジ文庫HPより)
文庫本で第1巻〜第3巻の本です。
これ、読んでいると、なぜでしょう、シーンとした感覚を受ける文章でした。
烏妃と皇帝との関係の変化も見逃せません。皇帝は烏妃に「自分の妃にならないか」と持ちかけもしますが...。
第4巻(4月末に発売とか)が楽しみです!