もともと、この絣は持ち主のかたがアンサンブルで着ていらしたそうなんです。
羽織、「縫いたいな」とは思っていましたが、どうにも難しそうで手をつけられませんでした。
「襠(マチ)」を脇に付けるのが特にわかりませんでした。そして「衿」も着物や長襦袢とはまったく違うので〜。
この本 ↓「和布でちくちく ミニチュアのお着物」にも羽織が載ってはいますけども、それは身頃にもマチにも裏地が付いているんです。袖には付いていませんけど「あわせ」みたいな縫い方なので、これはダメだぁ、と。「あわせ」なんて縫い方、全然知りませんから。
別に羽織を縫おうと思って借りたわけではないのですが「いちばんやさしい 和裁の基本」に羽織の縫い方も載っていました。
「ひとえの着物」と「浴衣」、そして「長羽織」の縫い方がイラスト付きで説明してあります。DVDも付いています。
その「長羽織」の縫い方は珍しくも「ひとえ」で縫うようになっていました。
「マチ」も、裏表2枚で前身頃と後ろ身頃をはさむのかな、と思ったら、そうではない。1枚の「マチ」で作るようになっています。もしかしたら出来るかも?と思って毎晩眺めて考えていました。
やってみたいけど、問題は型紙です。
「和布でちくちく...」にはミニチュア着物だけでなくドール用の型紙も付いていますが、そのお人形は見たところ「リカちゃん」かな?って感じなんです。身長も22cmとかで、ソランちゃんの25.5cmとは違います。
困ってしまいましたが、一応その型紙を写して、ソランちゃんの着物の型紙と照らし合わせて寸法を少しずつ修正しました。
その型紙で作った試作品 ↓、見事に失敗(^^;)。入らないんです、ソランちゃんに。丈も短すぎるし。一所懸命に縫ったのにガックリです。
仕方ありません。あれこれ悩みながらまた新しい型紙を作りました。これでもOKとは言えないんですけども。
問題の「マチ」は表側はこんな風 ↓。
裏側はこんな風 ↓。
そして「おくみ」のあるべき場所にあるような「衿」のところで頭を悩ませました。
衿を付けるんですけども、着物の衿の裏側になる部分が羽織の場合は表になるんですね。
いやぁ参りました、羽織には(^^;)。
そして「和布でちくちく...」に載っていた「羽織紐」は、ビーズ、つぶし玉、9ピン、丸カンで出来ています。
私は「これはお人形用だからだな」と思ったんですけども、「羽織紐」で画像検索してみたら、あら、こういうのがたくさん出て来るじゃないですか!
それで、前にビーズ手芸をやっていたときのパーツが残っているので、それを使って作ってみました ↓。
衿裏に細いレース糸で編んだ鎖編みの輪を縫い付けて、そこに丸カンでつなぐようになっています。
あ、また1000字を超えてしまいました! 興味の無いかた、本当にごめんなさい(^^;)。