たたき台の第1作目はいろいろ反省点がありました。本当にいろいろ(^^;)。
今回はそのへんに気をつけて編みましたから、わりとうまく編めていると思います。
使用糸とサイズは第1作目と同じです。
載っていた本は、三國万里子著「編みものワードローブ」。
編み図はこちら ↓。
作り目は46目で、輪ではなく平面でもなく不思議な形で編み進んで行きます。たとえるならモンゴルのパオみたいな形です(^^)。
前作では載っていた写真入りの編み方を見てやって失敗。トップの引き返し編みの部分です。
写真では「2段目編み終わり。1目編み残す」になっていてここは正しい。
問題は4段目です。「編み終わり。同様に編み残す」になっているのですが、写真を見ると2目編み残しています。これは正しくないです。私はこれを続けて編んでちっとも引き返し編みの形(この右端の扇状地みたいなの ↓が正しい形)になっていないので20段近くほどかざると得なかったんですね。
どなたかがやっぱりわからなくて「YAHOO知恵袋」に質問されていましたが、その答えを見たら「やっぱりね」と思いました。
その答えは
2段目、最後の1目は編まずに左針に残して終了。
3段目、左針の1目は残したままにして編み地を引っくり返し、かけ目→浮き目→裏目...と編む
4段目、左針に2段目で残した1目+かけ目+3段目の浮き目=計3目を残して終了
と書いてありました。これが正解です。
19段目の引き返し編みが終わった状態 ↓。
同じくその裏側 ↓。
そして前作で私が間違った「段消し」の部分ですが、引き返し編みの終わった段階でここは最初10目だったのが19目になっています。
20段目の「段消し」の段では、19目の最初の目は表編みで編みます ↓。
残りの18目は、かけ目と浮き目を左上2目1度で9回編みます。これで元の10目に戻ります ↓。
その時の裏側 ↓。
次の21段目はふつうに裏編みをして行きます ↓。
この「引き返し編み」をすると扇状地のような形ができ、結局それが7個になったところで編み終わり。伏せ止めをします。
前作ではこの「伏せ止め」も失敗しました。
開き止まりからトップまではゆるめに伏せ止めしますが(メリヤスはぎをラクにするため)、残りのガーター編みの先端まではふつうに伏せ止めしたほうが良かったんですね。ここは開いていて見えるところですから。
そしてかぶり口になるガーター編みの部分。前作ではきっちり編み過ぎました。今回はふつうのきつさで編みました。ここは頭回りのサイズにかかわるので気をつけたほうが良いです。
それから私、7段目にしなくてはいけなかったボタン穴「かけ目、右上2目1度」を忘れて数段編んでしまいあわてました。
どうしたかと言うと、その2目を7段目までほどいたわけです。そして「かけ目、右上2目1度」をやってまたその上数段2目だけ編んだんですね。失敗してもほどいて編み直せますから。
長々と編み物の話で、興味の無いかたには申し訳ありません。
もしかしてこの帽子を編もうとしているかたが、私みたいに考え込んだり試し編みしたりしなくて済むと良いと思いまして(^^;)。
それから、編み物や洋裁の本の校正ミスが多過ぎると言っているかたもいらっしゃいました。
そのかたのブログでこういうサイトが見つかりました。文化出版局の出版物に関する訂正のページ。
編んでいる途中で編み図の間違いなんかに気づいた日には...(^^;)。
あ、この帽子、できたら髪の長いかたで、ポニーテールを開きから出せるかたにプレゼントしたいです。ご自分じゃなくてもかまいませんよー!
前作は昨日から自分でかぶっています(^^)。