1階下のお隣でリフォームが始まり、すんごい騒音です。 1ヶ月以上かかるそうで (^^;)。 こないだはお隣だったし...。
気を取り直して...。
図書館の新刊案内でタイトルに魅かれて予約しました。 かなり前に読み終えていたのですが、感想を書くためにつけたポストイットの数の多さにげんなりしておりました。 数えたら26枚だったので (^^;)。
まず著者についてですが、英国人で 「トラベル・ジャーナリスト」 「フード・ジャーナリスト」 の肩書きを持っています。 パリ在住。
なぜ日本の食を探検しにやってきたか。
それは、パリにいる日本料理人 (口の悪い友人でもある) から渡された1冊の本がきっかけでした。 それは1980年に出版された、辻静雄著 「Japanese Cooking : A Simple Art」 という本。
どう影響を受けたかは長ーくなるので書きませんが、筆者は突然、 「後から思えば人生を変えることになる決断」 を下すわけです。 つまり 「実際に行って、この目で見て、自分の舌で味わってみるしかない」 と。
夫婦に6歳と4歳の男の子、一家4人は約3ヶ月に渡って、東京、北海道、京都、大阪、福岡を回って日本の味を楽しみます。
ところで著者はこの旅の途中に、普通では会えない重要人物数人とも実際に会い、インタビューをしています。 これにはコーディネーターとして登場するエミさんの有能さのおかげかと思われます。
われわれ日本人でも行く機会のない相撲部屋をたずねてちゃんこ鍋を賞味したりもしているんですから。
また、服部栄養専門学校の服部幸應氏、ライバル関係の辻調理師専門学校の辻芳樹氏や、京都の懐石料理の店 「菊乃井」 の料理長、村田吉弘氏ともインタビューに成功。
合間には味噌や日本酒などの製造元を訪れての取材まで、とにかく内容が多過ぎて感想文がなかなか書けなかったのです。
タクシーのドアが自動で開くのに驚いたり、著者がゲイの人に誘惑されそうになったりと、まぁ面白い話しも満載の本ですね (^^)。
パリにもどっても夫婦は 「来週にでも日本に行きたい」 と話しているそうです。