ブロ友のゆうさんの記事を見て 「良さそう」 と思い借りた本です。
10日くらい前に借りてずっと読んでいましたが、私にとっては 「読んだ」 と言うよりも 「勉強した」 と言う表現が合っているような (^^;)。
対象レベルが 「韓国語中級以上」 となっています。 topikの高級を志すかたに向いているかな? topikの形式も変わるそうですけれども。
どういう構成になっているかと言うと 「見出しとリード」 「この記事はどんな記事?」 「記事本文」 「単語と表現」 「Point表現」 「記事に関連したトピックス」 「日本語訳」になっています。
「単語と表現」 は 「辞書に頼らなくても読めるように、 『記事本文』 の中から、単語や慣用表現の意味などを載せています」 と書いてあります。
朝鮮日報の各記事を読む上で至れり尽くせり、といった感のある勉強本ですね (^^)。
内容ですが 「1面記事を読む」 「報道記事を読む」 「分析記事を読む」 「天気予報記事を読む」 「文化・社会記事を読む」 「インタビュー記事を読む」 「コラム記事を読む」 の7つに分けて紹介されています。
どれも興味深い記事でしたが、中でも面白いな、と思ったのは
「韓国の出生率が全世界の222カ国中217位であった (2011年の統計) 。 この原因は晩婚・非婚である」
「ベビーブーム (1955~1963年生まれ) 世代の半分が国民年金を一銭も受け取れない」
「芸能人の空港ファッションは私服ではなく、ブランドから提供されたもの」
「짜장면はなぜ자장면だったのか」
「ドラマの主人公たちも非正規職でもがき苦しんでいる役柄が多い」
などなど。
イ・ビョンヒョン氏のインタビュー記事では、東日本大震災の被災者をきづかう文章がつづられていますし、被災者支援のために、韓流スターだけでなく多くの国民が募金に応じ、韓国史上、最も多くの支援金が集まったそうです。
韓国語の勉強にもなりますが、それ以上に韓国の実情を知る良い教材だなぁ、と思いました。