黒い雲が出ていたので、降るかな、と思ったら少しだけ降りました。 庭の鉢が 水切れになっていないか、ちょくちょく居間からようすをうかがっています。
またまた図書館の新刊案内から選んだ本 ↓です。
「ファミリー・ジプシー/家族で世界一周しながら綴った旅ノート」 って奥付には書いてありました。
著者、妻、息子 (6歳)、娘 (4歳)の4人で2008年から約4年間にわたり、ハワイ、北米、中南米、南極、オーストラリア、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、日本と、家族で放浪した旅の記録です。
ただ、いついつどこでどうした、っていう日記のようなものではありません。
左ページに写真、右ページにその土地での家族のようす、あるいは詩のように思われる文章がついています。
319ページもある分厚い本ですが、なにしろ写真が多くて文章量は少ないので、あっという間に読めちゃいます。
その旅の結果、この家族は 「どこに住みたいか」 を決めます。さてそれはどこでしょうか?
答えはハワイ島でした! よっぽど気に入ったんでしょうねぇ。 もう移住なさっているようですよ。
ところで著者の経歴を見ると驚きます。 大学を中退後、バーを4店舗も経営しながらそれを仲間に譲りプータローに。 次に出版社を始めるもまた仲間に譲りプータローに。 そして結婚して2人で約2年間世界一周の旅をする。
その後も海外で貧しい子どもたちのためにフリースクールを立ち上げたり、東日本大震災の時は家族での世界一周を一時中断、石巻市で復興支援活動をする、などなど。 フットワークの軽いこと、そしてその実行力には脱帽です。
詩のような文章のあるページでは 「ちょっとかっこつけ過ぎ」 って思うところもありましたが、大体がバックパッカー旅に憧れる私ですので、もっと詳しい旅日記を読みたいなぁ、と思いました。
おまけ: 夏空にオキナワスズメウリの実。 石垣島などでは自生しているそうですが、この写真のような感じなのかな?