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Channel: ハーちゃんの「ゆらゆら日記」
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坂木司著 「和菓子のアン」

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主人が入院中に院内ローソンで買って読み、私にくれた本です。

 

主人公は梅本杏子、18歳。身長150cm、体重57kg。高校卒業を前にして進学も就職も決まっていない。専門学校に行くほど好きなものも見つかっていないし、大学に行きたい、って思うほど勉強が好きでない女の子。自分を太っていて可愛くない、と思い込んでいます。

 

高校も卒業し、さすがに5月ともなると焦ってきて、都心に足を向けた主人公。

 

デパートに入ると、1階にはつんと澄ました雰囲気が漂っています。

 

なんとなくエスカレーターで下りた地下の食品売り場には、けっこう求人の張り紙が目につきました。

 

そんな中、和菓子コーナーで二つ募集を見つけた主人公。男性はちょっと苦手なので作務衣すがたの男性が二人いたお店はパス。黒エプロンをかけた若い女性店員のいるお店に行く決心をします。

 

椿店長は、店では完璧な応対をする賢い人だけど、お店のバックヤードでは 「来い! 来いったら来い! おらあっ!」 と大声をあげて何かに熱中している模様!

 

スリムなイケメン社員の立花くんは意地悪だ。

 

「辞めるにしても、せめて一ヶ月は我慢しよう」 と思った主人公。

 

だんだんと椿店長の大声のナゾも解け、立花くんが乙女なのもわかってきます。

 

和菓子の奥深さ、月ごとの新作和菓子がもたらすちょっとした事件など。椿店長の悲しい秘密も解き明かされていきます。

 

主人と読後感を話し合ったのですが、二人とも意見が一致したのは 「主人公と周りの人たちの性格が良い」 「感情移入ができる」 でした。

 

杏子と立花くんの仲がどういったものになるのか気になるところですが、どうやら続編の 「アンと青春」 に二人のデートシーンが登場するそうです (^^)。

 

この 「アンと青春」 、検索したところ、うちの区の図書館だと、蔵書が4冊、予約が128件。お隣りの区だと、蔵書が10冊、予約が167件。これはお隣りの区の図書館に予約したほうが早いですよね。お隣りの区ってお金持ち~(^^;)。

 


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